国分寺市の街情報 | 住まいのリライフ

人口密度と自然環境のバランスがよい郊外の住宅地、東京都「国分寺市」のご紹介

2022.06.22
2023.09.04

国分寺市の住みやすさ！家賃相場から街の雰囲気まで、スタッフがご案内します。

国分寺市は駅から離れると静かな住宅地が広がる、のどかなエリアです。JR中央線が通っているので長年住宅街として人気が高い一方で、史跡や庭園も多いことから落ち着いた雰囲気も感じます。
そんな国分寺市の住み心地を、さまざまな点から検証してみましょう。

街の特徴
交通環境
子育て・教育
治安
その他
家賃相場
物件紹介

国分寺市の特徴

東京都の中心に位置する国分寺市。東側は小金井市に、西側は立川市に、南側は府中市と国立市に、北側は小平市に隣接しています。
人口は130万人、面積11㎢。国分寺市は、都内62市区町村のうち49番目と言うやや小さめの市です。
市域のほとんどは平らな武蔵野台地の上にありますが、南側の国分寺崖線を境に野川の流れに沿って谷状に削られています。
国分寺崖線とは川が台地を侵食したことで形成された特徴的な地形で、「ハケ」とも呼ばれます。宅地開発などによって少なくなりましたが、多くの湧水があることも特徴です。
都内の大動脈であるJR中央線が通っているので、アクセス至便な住宅街として発展してきました。通勤者の約3割は国分寺市内から23区内に通勤・通学しているというデータもあります。
国分寺一帯の歴史は古く、奈良時代中頃に武蔵国分寺が建立された時まで遡ることができます。言うまでもなく市の名称は、ここから名付けられました。市は「天平の史跡のまち」として、長い歴史のある街をアピールしています。

国分寺市フォトギャラリー

国分寺市周辺の街一覧

国分寺市の交通環境の利便性

市域のやや南側を東西に通っているのがJR中央線で、そこに交わるように南北に通るのがJR武蔵野線です。
中央線は高尾駅から東京駅を結ぶ、都内でも需要の多い路線。
一方、武蔵野線は府中本町駅から、埼玉県の南浦和駅や千葉県の新松戸駅を経由して東京駅や海浜幕張駅に至る広域をカバーする路線です。
また、国分寺駅からは西武国分寺線と西武多摩湖線が斜めに北上するように通っています。
バスは、京王電鉄バス、京王バス、立川バス、西武バスなど、各社のバスが、JR線と京王線や西武線沿線周辺とつないでいます。
さらに国分寺市のコミュニティバス「ぶんバス」は、6路線を走行中。
また、国分寺駅は、羽田空港との間を行き来するリムジンバスも出ています。

国分寺駅

JR中央線が通る駅で、快速や中央特快も停車します。西武国分寺線・西武多摩湖線の接続駅でもあります。
JRの改札口は一つで、改札を出たところに北口・南口への自由通路があります。改札の南側には商業施設のCELEO国分寺（マルイ国分寺併設）があり、駅利用の傍ら立ち寄る人が絶えません。JRと西武線は、改札内に乗り換え口があって乗り換えもスムーズです。
西国分寺駅

国分寺駅から一つ立川駅寄りの駅で、南武線開通の際にできました。JR中央線とJR武蔵野線が通っています。
地面を掘り下げた掘割のある構造で、地下1階部分に中央線のホーム、1階に改札、2階に武蔵野線のホームがあるという特徴的な造りになっています。
改札階には商業施設のnonowaとNewDaysが出店。nonowaは各ホームにも店舗があります。

国分寺市で利用すると便利な沿線・駅と路線バス

JR中央線（国分寺、西国分寺）
JR武蔵野線（西国分寺）
西武国分寺線（国分寺、恋ヶ窪）
西武多摩湖線（国分寺）
京王電鉄バス
京王バス
立川バス
西武バス
コミュニティバス「ぶんバス」

子育て・教育関係の情報

国分寺市は子育て中のファミリーが多く、教育熱心な家庭も多い傾向です。
また、市内や周辺には公園や緑地が多く、子どもが戸外で過ごせる遊び場も豊富で、子育てに最適な環境と言えるでしょう。ただし、待機児童数は減少していますが、希望通りの保育園に子どもを預けるのには厳しい状況もあります。
一方、市では妊婦、出産、子育てと子どもの成長に合わせた多彩な支援を行っています。その内容は伴走型相談支援と経済的支援の2本柱になっています。具体例を挙げれば、妊娠期の面接相談+出産応援ギフト、新生児期の乳児家庭全戸訪問+子育て応援ギフト、幼児期のファーストバースデーサポート+バースデー育児パッケージなどです。
就学後の子育て支援も積極的です。例えば、都内では中学生までの医療費が無償となっているところが多いですが、高校生まで無償とする先進的な市も見られます。国分寺市もその一つで、子育てや教育に力を入れている市の姿勢を反映していると言えるでしょう。
こうした取り組みに関しては、子育て支援の情報をまとめた子育てガイド「ホッとおれんじこくぶんじ」を発行し、わかりやすく紹介しています。
また、市では児童館や親子ひろばなど、子どもと一緒に過ごせる施設を設けています。外出先でも授乳やおむつ替えなどができる施設「赤ちゃん・ふらっと」も市内10か所ほど設置。子どもと一緒に交流や学びの場を提供することにも熱心です。

なお、以下に掲げた保育園数は、認可保育所、認可外保育所、幼稚園などを合計した数です。

国分寺市の教育機関の数

国分寺市は保育園・学校、公園等が多く存在し子育てし易い環境となっています。

幼・保育園: 53園

小学校: 11校

中学校: 6校

高校・高専: 3校

大学・短大: 1校

公園: 21園

国分寺市周辺の街一覧

国分寺市の治安

国分寺市は住宅地が多く、治安が比較的安定しています。一方、市内や周辺に大学があるので、学生も多く暮らすエリアです。学生が多いと夜に騒いだりして治安が気になるところですが、国分寺市の治安は概ね良好と言えるでしょう。
犯罪発生率ランキングでは、全国全地域1946地域中1923位（最下位）、東京都内で62地域中47位（最下位）と言う結果もあります。
そして発生している犯罪は自転車盗など戸外で起きる犯罪が大半で、家屋に浸入するような犯罪は少なめというデータもあります。
また、国分寺市では、さらに犯罪を減らすために、さまざまな取り組みを行っています。
防犯カメラの設置推進や防犯パトロールの強化を行うとともに、警視庁の「メールけいしちょう」を活用した防犯情報の受信も呼びかけています。
さらに市民の防犯意識や自主防犯の向上を図るために、防犯用品の支給や防犯リーダーの養成にも取り組み中です。
社会問題化している特殊詐欺対策としても、自動通話録音機の貸し出しや特殊詐欺等対策電話機購入の助成も行っています。

国分寺市の犯罪率: 4.59%

国分寺市周辺の街一覧

その他、国分寺市に関連する情報

国分寺市の周辺スポット

殿ヶ谷戸庭園

国分寺駅から徒歩2分。一歩園内に入ると別天地です。
ここは大正時代に別荘とその庭として造営され、さらに昭和の初めに三菱財閥を創業した岩崎弥太郎が買い取り、洋風邸宅や数寄屋造りの茶室を建てました。
特徴的なのは武蔵野段丘の地形を活かして造られた庭園です。奥に進むにつれて急激に低くなっていき、変化に富んだ各コーナーは、土地の形状を緻密に計算して造られています。
明るい洋風庭園、ウメやハナモモが咲く花木園、竹林、池などがあり、本館から見下ろすと庭園全体が見渡せて爽快です。紅葉の名所としても知られています。
お鷹の道・真姿の池湧水群

国分寺崖線とは、武蔵野台地が削られてできた崖地で、立川市から大田区まで及びます。国分寺ではJR中央線の南側に位置し、多くの湧水が見られます。湧水がたまったのが真姿の池で、その後は野川に行きつきます。
また、この一帯では江戸時代、尾張徳川家の鷹狩りが行われていました。清流沿いの小道は「お鷹の道」と呼ばれ、現在は遊歩道になっています。
一帯は、かつての武蔵野の景観が残る場所で、夏のホタル、秋の紅葉の時期には訪れる人も多くなります。
湧水群は東京都の名湧水57選の一つ。環境省選定の名水百選にも名を連ねています。
都立武蔵国分寺公園

旧国鉄の鉄道学園の跡地を整備した公園で、JR中央線の南側、国分寺駅と西国分寺駅の間に位置しています。一周約500mの芝生の円形広場が広がっていて、見晴らしのよい公園です。舗道にイチョウやサクラが植えられているので散策にも最適。池や噴水、滝なども造られていて、思い思いに過ごせます。
道を挟んで南側には、遊具がある市立の国分寺公園があるので、都立武蔵国国分寺公園の一部と混同されがちですが、別の公園です。
さらにその南側には、お鷹の道・真姿の池湧水群や武蔵国分寺跡などが位置しています。国分寺散策では欠かすことのできない一帯ではないでしょうか。
武蔵国分寺跡

天平13年に聖武天皇の命によって、全国で建立された国分寺。武蔵国では現在の国分寺市西元町から東元町にかけて伽藍が建てられました。ここはその跡地を歴史公園として整備した場所です。
武蔵国分寺は、諸国の国分寺のなかでも規模が大きく、調査によって金堂や講堂、七重塔など、多くの伽藍の痕跡が発見されました。
あたりは武蔵国分尼寺も含んで、国の史跡に指定されています。伽藍の礎石を目の当たりにすれば、古代の暮らしへと心誘われるのではないでしょうか。
府中市の武蔵国府とは官道・東山道武蔵路で直線につながっていて、そんな点からも興味がかきたてられます。