日吉キャンパスは敷地面積約10万坪。7学部の1、2年生と3研究科の大学院生が主に学んでいます。
日吉駅の東口を出ると、すでにそこからキャンパス名物のイチョウ並木が始まります。そして並木を抜けると正面には白い新・記念館が神殿のようにそびえています。
キャンパス内には新旧の特徴的な建物が点在し、それらを守るように深い森が取り囲んでいます。そんな光景を目の当たりにすると、広大な聖域のようにも感じられるかもしれません。
キャンパス内には一般の人も利用できるカフェやレストランもあり、日常から遊離したような空間で、ほっと一息つけそうです。

日吉駅の南西、駅から徒歩10分ほどの場所に広がる2万㎡の公園です。
広大な雑木林に囲まれて、中央に広場が位置しています。遊具はありませんが、木々に囲まれて散策するのにうってつけの公園です。東京近郊では貴重な空間で、森林浴のような心地よさを味わえる場所といえるでしょう。
サクラの名所としても知られています。ワシントンの桜並木誕生のきっかけとなったシドモアサクラなど、多品種のサクラが植えられていて、ボランティアが管理しています。
また、日吉の丘公園は高台に位置しているため、街の灯りを見下ろせる夜景の名所でもあるのです。

日吉駅から日吉本町駅に向かって、普通部通りの先にあるお寺です。このお寺は平安時代の創建と伝わっていて、不動明王が本尊です。江戸時代には寛永寺の末寺として敷地面積2万坪を誇る大寺院でもありました。
日吉の地名の由来である「日吉山王権現」が祀られている日吉社も裏山に位置しています。
境内には徳川家康・秀忠父子から寄贈された梵鐘や極彩色の水盤舎など、見どころも多数。
極彩色に彩られた木彫が随所に施された弁天堂も圧巻です。
また、本堂に向かう参道は桜の名所として知られていて、多くの花見客も訪れます。

日吉駅から北西に20分ほど。住宅街の中に鬱蒼とした森があり、これが美術館の目印です。
庭園内には下田生まれの彫刻家・田辺光彰氏の作品を展示。植物をモチーフにした自然と調和した作品です。
また、150年を経た田邊家の屋敷を利用した記念館には、芸術家と交流のあった12代当主の田邊泰孝氏の収集作品が展示されていて、建物との調和も見どころです。
一方、近代的な建物の田辺光彰美術館は、氏の作品や影響を受けた民芸品などを展示。
建物、庭、アートが混然となったエコミュージアムです。