工場の街から大型マンションが並ぶ住宅街へ、神奈川県「川崎市 幸区」のご紹介
川崎市 幸区の住みやすさ！家賃相場から街の雰囲気まで、スタッフがご案内します。
川崎市東部に位置する幸区は、利便性の良さで人気があります。工場跡地の開発などで大型の集合住宅や商業施設が続々とできて、注目する人も多いようです。
そんな川崎市幸区の暮らしの利点は、どんなことでしょう。さまざまな点から、その魅力を検証してみましょう。
川崎市 幸区の特徴
川崎市の東側に位置する幸区。川崎市を構成する7区のうちの一つです。
東京都大田区、川崎市川崎区・中原区、横浜市の鶴見区・港北区に隣接しています。
また、幸区は東側に多摩川が、西側には鶴見川とその支流の矢上川が流れていて、川に挟まれた区でもあります。
区の大半は平坦な地盤ですが、区の北西部の夢見ケ崎周辺は、やや高くなっています。一方、開発が進む幸区のなかにあって、夢見ケ丘周辺は里山的な景観を残しています。
面積は7区のうちでもっとも小さい10.01㎢。人口は約17万人で7区のうちでもっとも少ないのですが、人口密度では2番目です。
人口密度の高さからもわかるように、幸区には大規模な集合住宅が多くなっています。
このエリアはかつては工場が多く集中していましたが、産業形態の変化によって工場移転が続き、その跡地に高層マンションなど大規模住宅の建設が進みました。
また近年では慶応義塾大学の研究施設など、先端的な研究開発型企業が幸区に誕生し、新しい産業創出の取り組みも進んでいます。
鉄道駅周辺での開発が進んでいるのも特徴で、新川崎駅、鹿島田駅周辺の開発は続行中。また、JR川崎駅の西口側も幸区に入ります。駅に隣接するミューザ川崎などは、都市再生プロジェクトの一環として誕生しました。
一方、多摩川沿いには緑地が広がっていて、サッカー場や球場、ゴルフ場、ランニング用のトラックなど、スポーツ施設が集まっているエリアです。
大規模な集合住宅が増えていることから新規住民が多いようにも感じますが、意外にも区民の43％は10年以上の居住者。これは7区でトップの数字で、定住率の高さが幸区の暮らしやすさを物語っているようです。
川崎市 幸区の交通環境の利便性
川崎市幸区は、区域の中ほどにJR横須賀線とJR南武線が並行するように南北に通っています。
横須賀線は、神奈川県の久里浜駅から大船駅、横浜駅を経由して、品川駅、東京駅に至ります。東京駅からは千葉県を通る総武快速線にも直通運転を行っているほか、川崎市内では横須賀線と同一区間でJR湘南新宿ラインも運行。湘南新宿ラインは、神奈川県の小田原駅から出て都内の渋谷駅、新宿駅を経由して、埼玉県の浦和駅や大宮駅を通り、宇都宮駅や前橋駅に至ります。
また南武線は、川崎市川崎区の浜川崎駅から武蔵小杉駅、登戸駅などを通過して、東京多摩地区の立川駅に至る路線。幸区内は尻手駅、矢向駅、鹿島田駅の順に走っています（矢向駅は鶴見区に位置していて、尻手は鶴見区の地名ですが駅は幸区。川崎駅は川崎区に位置していますが駅の一部は幸区）。
特徴的なのは、幸区には私鉄がまったく通っていないこと。鉄道はJRのみが運行する、川崎市で唯一の区となります。
また、鉄道が通っているのは区域の東西中央部で、区域は駅から遠いエリアも多く、その分を路線バスが鉄道を補うように通っています。
区域の大半をカバーしているのが川崎市交通局のバスで、 川崎鶴見臨港バスは、横須賀線の西側を主にカ走っています。
東急バスも矢上川の西側の日吉地区などを運行。横浜市営バスは尻手周辺と川崎駅西口を結んでいます。
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新川崎駅
幸区鹿島田1丁目に位置する、JR横須賀線および湘南新宿ラインの停車駅。1980年に設けられた駅です。
駅舎は橋上駅舎で、ホームは地下になります。
小さな駅ですが、神奈川県人には欠かせない崎陽軒の駅弁も販売しています。
駅から徒歩1分の場所には貨物列車の車両基地があるので、鉄道ファンからは「貨物列車の聖地」とも言われます。 -
鹿島田駅
川崎市幸区鹿島田1丁目にあるJR南武線の駅。
1927年の南武鉄道線の開通の時に、鹿島田停留所として開業し、1944年の南部鉄道の国有化によって鹿島田駅と改められました。
快速の停車する駅で、快速の上りなら川崎駅が次の駅です。
駅名は、鹿島田2丁目にある鹿島大神に寄進された田んぼを指す古くからの地名をもとに名付けられました。
川崎市 幸区で利用すると便利な沿線・駅と路線バス
- JR横須賀線/湘南新宿ライン（新川崎）
- JR南武線（鹿島田、 尻手）
- 川崎市交通局
- 川崎鶴見臨港バス
- 東急バス
- 横浜市営バス
子育て・教育関係の情報
川崎市幸区は、ファミリー世代も多く住んでいる子育てしやすい街と言われます。
幸区のある川崎市では子育て応援のために、妊娠期から小中学校の就学支援まで多様な支援を行っています。
妊娠がわかった妊婦さん向けには健康診査費用の一部を補助する補助券を設けています。また、幼稚園、保育所、認定こども園などの利用費は3~5歳は無償、市民税非課税世帯の0~2歳時の利用料も無償です。
小児医療費については対象となる家庭へ、0歳から中学校卒業まで、年齢に応じた助成を行っています。ひとり親家庭や、慢性疾病・障害児への補助金なども別途設けています。
さらに予防接種や子どもの成長記録などを管理できる「かわさき子育てアプリ」も導入。英語、中国語など多言語にも対応したダイバーシティ川崎ならではのアプリです。
また、川崎市では保育園の増設を進める一方、保育士が働きやすい環境をつくるために「保育士宿舎借り上げ支援事業」も行っていて、必要な費用の補助を保育所に行っています。
一方、幸区でも独自の取り組みを行っていて、保育所利用説明動画をYouTube「幸い区チャンネル」で配信。子どもと出かけられるイベントなどの情報もこまめに発信しています。
なお、下記の公園数は、比較的大きな「近隣公園」「地区公園」「運動公園」を合計した数です。このほか住宅地内に点在する「街区公園」が、幸区には87か所あります。
川崎市 幸区の教育機関の数
川崎市 幸区は保育園・学校、公園等が多く存在し子育てし易い環境となっています。
- 幼・保育園
- 58園
- 小学校
- 13校
- 中学校
- 5校
- 高校・高専
- 2校
- 大学・短大
- 2校
- 公園
- 6園
川崎市 幸区の治安
川崎市幸区の犯罪発生率は、やや古いデータになりますが平成30年は川崎市の7つの行政区では2番目に高い数字となっています。 しかし、川崎市内で犯罪率がダントツに高いのは川崎区で、幸区とそのほかの区との差は小さなものです。
また川崎市では、犯罪についての情報を適宜、ホームページに掲載しています。発生日ごとに路上強盗、空き巣、車上ねらい、自転車盗などジャンル別に、発生個所とともに発表されます。それを見ても幸区での犯罪はあまり見受けられないので、治安を心配する必要はさほどないようです。
一方、川崎市には安全・安心まちづくり推進協議があり、毎年、安全・安心まちづくり推進計画を策定しています。地域住民、事業者、関係団体、行政、警察が一体となって行うもので、パトロールや児童の見守り、啓発活動なども行っています。
事件発生や不審者目撃情報、特殊詐欺発生情報などをスマートフォンに素早く通知する「かわさき防犯アプリ（みんパト）」も配信していて、安心して暮らせるように尽力しています。
下記の住民1000人当たりが犯罪に遭遇する確率は、川崎市全体のデータです。
- 川崎市 幸区の犯罪率
- 3.38%
その他、川崎市 幸区に関連する情報
川崎市 幸区の周辺スポット
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ミューザ川崎
ミューザ川崎は、音楽ホールのミューザ川崎シンフォニーホールと、高層オフィスビルのミューザ川崎セントラルタワーなどで構成された複合施設です。
音楽ホールは「音楽のまち・かわさき」のシンボルとして2003年にオープン。専門家から「世界最高のホールの一つ」と評されています。ところが東日本大震災で、2年間の休館を余儀なくされました。
それでも再オープン後には、世界三大オーケストラの連続公演という快挙も成し遂げました。
1階レストラン街に置かれたピアノは、誰でも演奏自由。演奏に耳を傾けていると、誰もが音楽が溶け込んだ街を実感することでしょう。 -
ラゾーナ川崎プラザ
川崎駅西口の再開発事業として誕生した大型ショッピングモール。ラゾーナ川崎プラザは川崎駅の人の流れを変た施設と言えるでしょう。
1階は、スーパーや食品専門店が入っていて、普段使いもできるフロアが中心です。
2階から上は天井のない「ルーファ広場」を囲むように店舗が並び、建物内にいても戸外にいるような居心地の良さがあります。さまざまなショップが入った2～3階。レストラン街の４階。5階は子どもの遊び場やスポーツクラブ、多目的ホールなどもあります。
また、「ルーファ広場」では大型のイベントが催され、1万人を超える観客が集った公演などもありました。 -
夢見ケ崎動物公園
新川崎駅の西側に位置する加瀬山にある動物園。規模は小さめですが、ゆっくり動物と触れ合うことができます。
年中無休で入園料無料の動物園で、市税や宝くじの助成金、クラウドファンディングなどで運営されています。
飼育されているのは哺乳類、鳥類、爬虫類など。レッサパンダ、シマウマ、ペンギンなどが人気で、遊具もあるので来園した子どもたちは大喜びです。
また、一帯には多くのサクラが植わっているので、花見の名所としても知られています。
なお、地名の「夢見」とは、太田道灌の夢に由来します。ここに築城を計画した道灌でしたが、それを思いとどまらせた悪夢を見たそう。夢見が悪い夢だったとは意外ですね。 -
加瀬山周辺
加瀬山一帯は、貝塚や古墳、多くの神社が点在する場所でもあります。
紀元前には一帯は海で、土地が隆起した加瀬山辺りにだけ人が暮らしていたそうです。その証しが多くの貝塚です。
古墳も多く、なかでも前方後円墳の白山古墳からは、鉄の矢じりや鏡など多数の出土品が発見されました。
また、山裾から発見された「秋草文壺」は12世紀頃の作と言われます。貴重な発見で国宝に指定され、現在、東京国立博物館で大切に管理されています。
一帯には、熊野神社など多くの特徴をもつ寺社も集中しています。開発が進む幸区ですが、歴史の古層に思いを至らせる史跡の多い土地でもあるのです。
川崎市 幸区の家賃相場
川崎市 幸区と他市区の間取りの平均家賃相場を比較しました。
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2024年05月時点 住まいのリライフ調べ
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