映画で話題の神社が四谷に！

住まいのリライフ四谷店

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2020.09.11
2022.09.01

四谷には30ほどの寺社がありますが、そのほとんどが下の図で示したエリアにあります。江戸時代以前、これらの寺社は周辺地域に散らばっていましたが、江戸城とその外濠を建設するにあたり千代田区にあった寺社が立ち退きに遭い、このエリアに移ってきました。結果的にはこの寺社の移動が、商人、職人が四谷に定住し、街が形成されるきっかけとなったのです。この記事では、その中でも映画「君の名は。」に登場した須賀町にある四谷須賀神社を紹介しましょう。

映画「君の名は。」に登場して以来、聖地巡礼として観光客が多く訪れるようになった須賀神社は、四谷十八ヶ町（四谷としてくくられる18の町の総称）の総鎮守として古来より多くの信仰を集めています。

寛永11（1634）年に稲荷神社として創建され、当時祀られていた神は「宇迦能御魂命（うかのみたまのみこと）」で、商売繁盛、五穀豊穣のご利益があるとされていました。その後、島原の乱で功績を収めた大名が現在の四谷一帯を拝領したのを機とし、神田明神に祀っていた「須佐之男命（すさのおのみこと）」を合祀（ごうし：2つ以上の神仏を合わせて祀ること）したことにより、厄除け・疫病除けのご利益ももつようになりました。

須佐之男命といえば、八岐大蛇（やまたのおろち）を打ち破ったという伝説で有名ですね。

本殿
金・赤・緑色と豪奢な配色で壮観。

映画のイラストが描かれた絵馬がたくさん。映画を思い出して、みんなの願いが叶ったらいいなと感じました。

見覚えのある風景ですね。外国人観光客など、写真を撮る人が集まります。

須賀神社では、年に2回大規模なお祭りが開催されます。6月ごろに行われる例大祭は、約4日かけて行われる大規模なもので、屋台が並び神輿の渡御（ご神体を神輿に移して氏子地域を練り歩くこと）も盛大に行われます。11月には、境内にある大鳥神社（日本武命＝やまとたけるのみことが祀られています）の大祭として「酉の市」が開催されます。縁起物である「開運熊手守」が授与され、動員数は約3,000人にもなるそうです。