とんかつの”かつ”は、フランス料理のcotelette(コートレット)という子牛や羊の骨付き背肉に小麦粉や卵、パン粉をまぶしてバターで焼いた料理から来ていると言われています。英語では"カットレット"と読み、それが日本語に訛って”カツ”。豚と合わさってとんかつになりました。
文明開化に食をはじめとする世界の文化が日本に来たわけですが、これまでの日本は肉食は良くないものされていました。肉を食べるという習慣が定着していなかったので、豚肉やバターの油が受けず、料理の手間も相まって人気の食べ物ではなかったのです。
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