JR中央・総武線に乗って、飯田橋駅と市ヶ谷駅間でお堀沿いに校舎が見えてくるのが東京理科大学です。この大学は、明治16(1883)年に創立した東京物理学校を前身としていて、私立の理系学校としては最古の歴史を誇ります。神楽坂に移ったのは、明治39(1906)年のことでした。
同大学は2031年の創立150周年に向けて「世界の理科大」を目標に、教育、研究、学生支援、国際化推進を掲げています。また、同大学は入学以上に卒業が難しいと言われる実力主義。これは東京物理学校創建以来の校風だそうです。
それを裏付けるように、「THE世界大学ランキング2021」の「研究力」の項目では、日本国内の私立大学では慶応義塾大学、早稲田大学に次ぐ、第3位。まさに実力派の大学です。
平成27(2015)年には、同大大学院理学研究科修士課程を修了した大村智氏がノーベル賞を受賞。日本の受賞者では唯一の私立大学出身者ということで、改めて東京理科大学の実力が示されました。
学生数は、学部生だけでも1万6000人ほど。これは公立私立を合わせた大学学生数ランキング(東洋経済、2017年調べ)で21位です。
「理工系総合大学」を謳う東京理科大学。わが国の理系学生の粋が集まるオンリーワンの大学です。
お気に入り