買取再販とは、個人や不動産会社から中古物件を安く買い取り、間取りの変更や設備の刷新、バリアフリー化、建物の省エネ化、耐震補強などのリノベーションを行ったうえで、新たな購入希望者に斡旋する業務形態です。
買取再販業者とは、「買って、造り変えて、売る」スタイルの不動産会社と言うわけです。
お気に入り
仲介業者に依頼したら
仲介業者は物件の所有者から売却希望を受け付けたら販売活動を開始しますが、買い手を見つけて売買契約が完了しないかぎり売却金が入ってくることはありません。いつ売れるかはわからず、売却完了時期は不確実と言えます。そして買い手が見つかるまでは、住宅ローンの返済も継続します。
また、売却を急がないのなら適正価格での売却を行うことができますが、より早く買い手を見つけたいのなら販売価格を相場より低めに設定するなどの対策が必要です。
一方、同じ条件の物件を買取再販業者に売却した場合と仲介業者を介して売却した場合の金額では、一般的には仲介業者の方が売却価格は多くなります。
仲介業者に依頼したら
契約不適合責任とは債務不履行責任の一種で、契約内容に適合しない取引について、個人の買い手の利益を守るための法律です。売り手は買い手に売却した不動産が安全に利用できることを保証しなければならず、物件を引き渡した後も欠陥などが見つかれば、契約内容に応じて賠償を行なう責任が生じます。
仲介業者に依頼したら
仲介業者が売却を行った場合、売り手は業者に仲介手数料を支払います。この仲介手数料の金額には上限が決められています。例えば、売却金額が400万円を超える場合は、売却金額 × 3% + 6万円 + 消費税と言う具合です。買取再販業の買取価格のように、あらかじめ工事費用や利益分が引かれている点と比べると、数%の手数料はかかりますが仲介業の方が概ね高い利益が見込めます。