新川崎駅の西側にあり、駅から徒歩15分ほどの市営の動物園です。
飼育されているのは哺乳類、鳥類、爬虫類など。ゾウやキリンのような大型動物はいませんが、レッサパンダ、シマウマ、ペンギンなど親しみやすい動物が多い動物園です。
また、一帯はもともと多くのサクラが植樹され、近隣では花見の名所としても知られてきた場所でもあります。子どもたちが遊べる遊具も設置され、入園無料なこともあって日常的な利用も多い動物園です
なお、地名の「夢見」とは、太田道灌の夢が由来。その夢とは、この土地での築城を考えた道灌を思いとどまらせた悪夢だそう。ちょっと意外にも感じられます。

幸区内でも加瀬山一帯は、のどかな景色が残る場所です。貝塚や古墳、多くの神社が点在する場所でもあります。
紀元前にはこの辺りは海で、高台の加瀬山周辺のみ人の営みがありました。それを示すのが多くの貝塚です。
古墳も多く、多数の出土品が発見された白山古墳などが知られています。
また、山裾から発見された「秋草文壺」は12世紀頃の作として貴重なもの。国宝に指定され、東京国立博物館に収められています。
なお一帯には、熊野神社など特徴的な寺社も多くあります。駅周辺の開発とは異なる、新川崎の古い歴史を伝えるエリアです。

新川崎駅から南に向かって徒歩10分ほどの場所にある、ゆったり過ごせる公園です。
川崎市の「創造のもり」にあり、敷地内の雑木林のエリアや花壇は、ボランティアが整えています。
子ども用の遊具は少ないですが、アニメの「ドラえもん」に出てくるような、いまでは珍しい大きな土管が並んでいるのが特徴です。
子どもが中を通ったり上に乗ったり、時には中でおやつを食べたり、思い思いの使い方を楽しんでいます。
また、ぶら下がり器や背伸ばしベンチなどの健康遊具もあり、大人も身体を動かしたくなる公園でもあります。

新川崎駅から徒歩3分の場所にある神社。いつ創建されたのかは不明ですが、鎌倉時代にこの辺りに開墾に入った人々が、鹿島神宮から勧請したと伝わります。
開墾が進んだ江戸時代には水田もでき、これを鎮守様である鹿島大神に寄進。鹿島の水田がやがて鹿島田と呼ばれるようになり、後に地名にもなりました。
祭神は武甕槌神（タケミカヅチ）。武術や厄除け、旅行安全などのご利益があります。
もとは新鶴見操車場の場所にありましたが、1927年に移転してきました。境内に保育園が併設されているためか、のんびりとした雰囲気も感じられます。