都会的なスポットが集まる高感度なエリア、東京都「港区」のご紹介
港区の住みやすさ!家賃相場から街の雰囲気まで、スタッフがご案内します。
港区は、東京タワーや六本木ヒルズ、お台場など、国際都市TOKYOを代表するスポットが集中するエリアです。ショッピングやレストランなど観光的な要素を思い浮かべがちですが、生活するとしたらどのようなメリット、デメリットがあるのでしょう。新たな目線で多角的に港区を探索してみましょう。
港区の特徴
23区域の中央からやや南側に下がったところに位置する港区は、千代田区、中央区とともに「都心3区」に位置付けられています。その面積は20.37㎢で、23区内では中間の12番目の広さです。人口は26万人ですが、昼間は94万人と膨れ上がります。15歳未満の人口比率は13.8%と23区内で最少という特徴もあります。また、港区は坂の多い起伏に富んだ地形で、区域の北西側は台地状の高台、反面、東京湾岸一帯は埋立地など低地です。
港区周辺は江戸時代には武家屋敷が集中していた場所で、六本木には毛利家、高輪には細川家、汐留には伊達家、芝には島津家など諸大名が広大な屋敷を構えていました。明治以降は華族が多く暮らして外交の拠点ともなりました。洋風建築が多く建ち並ぶ土地柄に変貌していったのです。このように港区周辺は常に時代の先端的な暮らしが出現してきたエリアと言えるのかもしれません。その傾向は現在にも受け継がれ、いまは高層ビルが建ち並ぶ都市的な景観が特徴です。
大使館や大型の商業施設などが多く、飲食店の数では都内第2位の5300店ほど。また、賃貸住宅の平均家賃も18万円超となっていて都内でもっとも高額なハイソなエリアと言えるでしょう。
港区の交通環境の利便性
港区内はきめ細かく網羅した交通環境の優れたエリア。仕事でもプライベートでも、フットワーク軽く立ち回れることでしょう。
港区にあるJRの各駅(品川駅、新橋駅、浜松町駅)はどこも利用者が多い駅で、私鉄などもここから各方面へ路線を伸ばしています。
地下鉄も東京メトロ、都営地下鉄ともに多くの路線があって充実ぶりは顕著です。
また、バスは都営バスや東急バスなど、多くの会社のバス路線が区内と周辺をくまなくつないでいます。
一方、港区は東京湾に面しているので伊豆諸島を航路とする海上交通の起点でもあります。隅田川の水上バスなども航行しているので、都内の名所を水上から眺める格別な体験も可能です。
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品川駅
品川という駅名ながら、品川区ではなく港区の南端に位置しています。
東海道新幹線も通るJRの都内主要駅の一つで、一日の利用客数は約64万人と全国10番目の多さ。品川駅のコンコースを多くの人が行き交う様子は、ニュース映像などでもおなじみでしょう。
JRの山手線、京浜東北線、横須賀線のほか、京浜急行電鉄も乗り入れています。
また、品川駅は駅構内や駅に直結した商業スペースが充実していると評判です。食品店以外にもさまざまなショップがあります。 -
六本木駅
港区の中央のやや北よりに位置している駅。東京メトロ日比谷線と都営地下鉄大江戸線が乗り入れています。
六本木ヒルズや東京ミッドタウンなど、都内でも有数の複合大型施設と地下道でつながっているので、平日休日問わず利用客が多い駅です。
また、現在、六本木周辺には多くの美術館があり、乃木坂の国立新美術館やギャラリーなどと合わせて、都内では上野についで美術館の集中するエリア。
六本木駅は繁華街とともに、文化の発信地にアクセスする駅ともなっています。
港区で利用すると便利な沿線・駅と路線バス
- JR山手線(新橋、浜松町、田町、高輪ゲートウェイ、品川)
- JR横須賀線(新橋、品川)
- 東京メトロ銀座線(表参道、外苑前、青山一丁目、赤坂見附、虎ノ門)
- 東京メトロ半蔵門線(表参道、青山一丁目)
- 東京メトロ千代田線(表参道、乃木坂、赤坂)
- 東京メトロ日比谷線(広尾、六本木、神谷町、虎ノ門ヒルズ)
- 東京メトロ南北線(白金台、白金高輪、麻布十番、六本木、六本木一丁目)
- 東京メトロ丸の内線(赤坂見附)
- 都営地下鉄大江戸線(青山一丁目、六本木、麻布十番、赤羽橋、大門、汐留)
- 都営地下鉄三田線(白金台、白金高輪、三田、芝公園、御成門)
- 都営地下鉄浅草線(高輪台、泉岳寺、三田、大門、新橋)
- 京浜急行電鉄(泉岳寺、品川)
- ゆりかもめ(新橋、汐留、竹芝、日の出、芝浦ふ頭、お台場海浜公園、台場)
- 東京モノレール羽田空港線(モノレール浜松町)
- 都営バス、東急バス、京浜急行バス、kmモビリティサービス、コミュニティバス・ちいばす
子育て・教育関係の情報
港区は大人の街という印象が強く、15歳未満の人口比率も低いので子育てには不向きに思われますが、そんなことはありません。
実は人数が少ない分、手厚い制度や充実した施設が期待できる区なのです。「子育てするなら港区で」というスローガンは看板倒れではないようです。待機児童数も平成31(2019)年にゼロを達成しています。
港区の子育て支援制度は多岐にわたりますが、特徴的なものを挙げてみましょう。
「子ども医療費助成制度」は区内の中学3年生までの子どもを対象としていて、医療機関で保健診療や調剤を受けた場合に自己負担分を区が助成してくれる制度です。
また、生後4ヶ月以上の子どもで、保護者が働いていて保育ができない場合に、160時間(ひと月)預かり保育をしてくれる「みなと保育サポート」も実施。
第2子以降の子どもの保育料を無料化しているのも画期的で、これは23区で最初の取り組みとして注目されています。
また、ユニークなものでは「港区父親手帳」というものがあります。育児の基礎知識など赤ちゃんの成長に合わせて解説しています。母親向けの手帳は以前からありますが、父親向けの手帳があるのは、育児のみならず男女共同参画への港区の積極性の現れとも言えそうです。また外国人の多い港区らしく外国語版の子育てハンドブックも発行しています。
なお、区内の学校は下記のほか、小学部・中学部・高等部のあるインターナショナルスクールが4校あります。
港区の教育機関の数
港区は保育園・学校、公園等が多く存在し子育てし易い環境となっています。
- 幼・保育園
- 105園
- 小学校
- 21校
- 中学校
- 21校
- 高校・高専
- 20校
- 大学・短大
- 20校
- 公園
- 47園
港区の治安
港区の治安は23区内で18番目と、あまりよいとはいえない状況です。
高所得者が多いエリアである一方、繁華街が点在していて不特定多数の人間が出入りしているためでしょう。
区内でもっとも犯罪に遭遇しやすいのは六本木です。特に首都高速の南西側の六本木3丁目や六本木6丁目は夜遅くまで営業している店舗が多く、飲酒がらみのトラブルで暴行や傷害などの犯罪が多発しています。六本木ヒルズやテレビ朝日本社ビル周辺では、万引きや自転車盗も目立ちます。
次いで犯罪が多いエリアは芝公園の東京タワー周辺です。やはり一年を通して観光客が多い一帯ですが、こちらでは自転車盗やスリが多い傾向です。
同様の犯罪が多いのは、表参道駅周辺。自転車盗、スリのほかに万引きも目立ちます。
洗練されたイメージの港区ですが繁華街では相応のリスクは避けられないもの。ただし、こうしたエリアを避ければ安心して暮らせます。
- 港区の犯罪率
- 13.34%
その他、港区に関連する情報
港区の周辺スポット
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東京タワー
東京を代表するランドマーク、高さ333mの電波塔です。スカイツリーが開業して存在が薄まりましたが、いまでも年間250万人以上の来場者を誇るスポットです。
人気は2つの展望台でメインデッキは海抜150m、トップデッキは海抜250mの高さ。ライトアップが注目されて夜間も観光客が多く、展望台からは東京の夜景を楽しめます。タワーの下には5階建てのフットタウンがあり、飲食店やショップが入っています。
東京タワーは芝公園の一画にあり、徳川家ゆかりの増上寺もすぐ近くです。 -
六本木ヒルズ
平成15(2003)年に開業した大型複合商業施設。高層ビルの森タワーを中心に、映画館の入ったヒルサイド、上階が住居になったケヤキザカなど、複数の建物で構成されています。
多彩なレストランや好感度なセレクトショップなどが林立し、人が絶えることがありません。
また、森タワーの高層階には、美術館やギャラリーがあり、独自の企画展は常に高い評価を受けています。
複数の建物が重層的につながっていて、慣れていないと迷子になりそう。案内板を確認しながら歩くのがベストです。 -
東京ミッドタウン
防衛庁本町檜町庁舎の跡地を再開発して平成19(2007)年に開業した大型複合商業施設。六本木エリアでは六本木ヒルズと対をなすスポットです。
高層ビルであるミッドタウン・タワーを中心にして複数の建物が建っていて、オフィスやホテル、レストラン、ショップなどのほかに、ライブハウスもあります。
また、特色を持った優れた美術館が複数あるのも、六本木ヒルズと同様です。
隣り合う檜町公園と合わせて4haの緑地もあり、ミッドタウン側の敷地では戸外のイベントも盛んに催されています。 -
国立新美術館
国内では5館目の国立美術館として平成19(2007)年にできた美術館。乃木坂駅に直結しています。
中に入ると巨大なガラスの曲面に圧倒されます。これは黒川紀章設計の美術館では最後の建物です。
美術館としてのあり方も特徴的で、所蔵品をもたず常設展は行いません。数多くある展示室では美術団体の公募展や企画展が開催されます。
広大なガラスの吹き抜けには、円錐を逆さにしたような場所にブラッセリー・ポール・ボキューズ・ル・ミュゼがあり、浮遊するような空間で味わう非日常的な食事は格別です。 -
お台場海浜公園
東京ベイを代表するスポットで、ゆりかもめのお台場海浜公園駅が最寄りです。入り江を囲むように造成された800mの人口の砂浜があり、ウィンドサーフィンやカヌーなどのマリンスポーツを楽しんだり、展望デッキから海の景観を眺めたりすることも。
美しい夜景スポットとしても人気で、レインボーブリッジや東京タワーのライトアップが海面に投影され、きらめきが倍化。ロマンティックなデートスポットとしても人気です。 -
マルセル アクアパーク品川
品川駅高輪口から徒歩2分で行ける都会の水族館で、品川プリンスホテル内にあります。
水、光、映像によるファンタジックな空間のなかで、水中トンネルの下を通ったり、ドルフィンパフォーマンスを見たりとお楽しみは盛りだくさん。かわいいカピパラの餌やりやイルカに触る体験もできます。
また、アクアパークの凝った演出空間のなかで、食事やティータイムを楽しむこともでき、デートスポットとしても要チェックです。
その他
- 山王メディカルセンター
- 赤坂見附前田病院
- 北里大学北里研究所病院
- 山王病院
- 虎の門病院
- 愛育病院
- 国際医療福祉大学三田病院
- 東京都済生会中央病院
- 東京慈恵会医科大学附属病院
- 高輪警察署
- 警視庁赤坂警察署
- 警視庁 三田警察署
- 警視庁麻布警察署
- 警視庁 愛宕警察署
港区の家賃相場
港区と他市区の間取りの平均家賃相場を比較しました。
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2024年04月時点 住まいのリライフ調べ
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1R 1K 1DK 1LDK 渋谷区 11万円 11.43万円 14.87万円 24.54万円 目黒区 10.67万円 10.67万円 10.71万円 24.26万円 港区 12.07万円 13.24万円 18.2万円 25.76万円 中央区 12.82万円 11.81万円 13.68万円 20.15万円 江東区 8.69万円 9.12万円 11.09万円 15.62万円 -
2K 2DK 2LDK 3LDK~ 渋谷区 15.71万円 17万円 37.22万円 73.14万円 目黒区 14.9万円 16.21万円 35.94万円 45.17万円 港区 13.75万円 22.45万円 33.16万円 179万円 中央区 15.8万円 18.95万円 30.66万円 49.87万円 江東区 6.92万円 11.3万円 18.09万円 22.52万円
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