アクセス良好で定住志向も高い 暮らしやすい街、東京都「北区」のご紹介
北区の住みやすさ！家賃相場から街の雰囲気まで、スタッフがご案内します。
23区内の北に位置しているので北区と命名されたのは、昭和22（1947）年。王子区と滝野川区が合併して新しい区が誕生する際に、区名選挙委員会で決定されました。下町のような庶民的な風情がある場所と、再開発が進んだマンション群が隣り合う現在の北区。多くの路線が通るアクセス至便なエリアとして、知名度、人気ともに上昇中です。
そんな北区とは実際はどのようなところなのか、さまざまなポイントから確認してみましょう。
北区の特徴
東京の北部に位置している北区は、足立区、荒川区、文京区、豊島区、板橋区に隣接しています。北側は荒川や隅田川が区境になっていて、その向こうは埼玉県です。東西より南北がやや長い形で、20.61㎢の面積は23区内で11番目の広さ。人口は令和4（2022）年8月現在で35万3500人となっています。
お年寄りの比率が高いと言われる区ですが、近年は大型マンションなどが建設され、子育て中のファミリーの割合も少しずつ高くなっています。
区では令和3（2021）年に「北区民意識・意向調査」を実施していますが、その調査結果では「ずっと北区に住み続けたい」「当分は住み続けたい」という定住志向の人が9割弱という結果でした。「暮らしやすい北区」を裏付ける調査結果と言えそうです。
北区の地勢は京浜東北線のラインに沿って二分することができます。南西側は飛鳥山を中心にした台地で、北東側の半分は荒川沿いの低地になっているのが特徴です。
このように区域は土地の高低差で分けられますが、さらに4分割することもできます。最北端の浮間舟渡のエリアは、荒川のすぐ脇に位置していて低地が広がっています。公園などが多くファミリー層が多く住んでいる一帯です。その南側のエリアは赤羽を中心として、アクセスのよさと豊富な商業施設があるのが特徴です。さらに南に位置する十条から王子までのエリアは、区の行政の中心地にあたり観光名所も豊富。さらに南の西ヶ原、上中里、尾久などのエリアは、下町的な雰囲気もある閑静な住宅街です。
北区の交通環境の利便性
北区内を走る路線は、JRだけで京浜東北線、山手線、宇都宮線（東北本線）、高崎線、埼京線（湘南新宿ライン）が通っています。駅の数は計11。実は北区は、JRの駅が都内でもっとも多い区なのです。
JR以外も東京メトロの南北線、都電荒川線（東京さくらトラム）埼玉高速鉄道線の埼玉スタジアム線なども通っています。
路線や駅の多さからもわかるように、北区は都内各方面をはじめ、埼玉、東北方面へのアクセスがとても便利。埼京線で池袋、新宿、渋谷方面へ、京浜東北線で東京、有楽町方面へ、南北線で後楽園、四ツ谷、六本木、目黒方面へ。こうしたアクセスの良さが、北区の人気の一因なのでしょう。
一方、バスは、都営バス、国際興業バスが運行しています。北区のコミュニティバスは、「Kバス」の愛称で2ルートで通っています。
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王子駅
王子駅は北区の中心的な駅で、JR京浜東北線が通っています。
王子駅周辺には区役所があり、桜の名所・飛鳥山公園やキツネの行列で知られる王子稲荷神社もあります。そのためか王子駅の一日あたりの乗降客数は13万人近くにも上ります。
JR王子駅の近くには、東京メトロ南北線の駅、都電荒川線の停車場、そして飛鳥山公園の山頂へ至るモノレール「アスカルゴ」の乗降場もあります。 -
赤羽駅
京浜東北線、埼京線、湘南新宿ライン、宇都宮線が通っているJRの駅。北区の北側エリアの中心的な駅が赤羽です。
一日の平均乗降者数は19万4498人。私鉄などの乗り換えはない駅ですが、埼京線など都内近郊の移動に便利な路線が通っています。
駅構内にエキュート赤羽があるほか、駅周辺の商業ビル赤羽アピレ、アーケードのある商店街LaLaガーデンなど、駅周辺に商業施設が豊富に集まっています。
北区で利用すると便利な沿線・駅と路線バス
- JR山手線（田端）
- JR京浜東北線（赤羽、東十条、王子、上中里、田端）
- JR宇都宮線（赤羽、尾久）
- JR高崎線（赤羽、尾久）
- JR埼京線（十条、赤羽、北赤羽、浮間舟渡）
- 東京メトロ南北線（西ヶ原、王子、王子神谷、志茂、赤羽岩淵）
- 都電荒川線（西ヶ原四丁目、滝野川一丁目、飛鳥山、王子駅前、栄町、梶原）
- 埼玉高速鉄道線 埼玉スタジアム線（赤羽岩淵）
子育て・教育関係の情報
「子育てするなら北区が一番！」をキャッチフレーズにしている北区。公園なども多い北区は、子育てに適した環境ですが、行政サービスはどうなのでしょうか？
北区のホームページを覗いてみると北区子育て応援サイトの「きたハピ」というページに目がとまります。「きたハピ」では、子育てについての情報を目的や年齢から探すことができます。
「目的から探す」では、例えば、子育て世帯のための手当てや助成について解説していて、乳幼児から中学生を対象に、子どもが病院や薬局などでかかった費用を助成する制度について掲載。また、高校生向けの医療費助成では、入院した場合に保険適用の自己負担分を支給する支援策も掲載しています。
高校生までこうした助成があるのは、都内でも珍しいことでしょう。このほか保育園や幼稚園の情報、ひとり親家庭への支援情報、相談窓口などの案内もあります。
「年齢から探す」は、妊娠中から、中学・高校まで5段階に分かれていて、それぞれの年齢に合わせて、遊び場や相談窓口、支援情報などをわかりやすく提示しています。
また、「きたハピモバイル」というデジタルでのサービスも行っていて、子育てに関する情報発信も実施しています。
なお、北区の待機児童数は残念ながらゼロは達成できていませんが、年々急減している実績にも注目したいところです。
北区のユニークな取り組みとしては、区内の親世帯（祖父母世帯）の近くに子育てファミリーが暮らす場合の「親元近居助成」が挙げられます。また、「子育てにっこりパスポート」も好例でしょう。これは北区内の協賛店でパスポートを提示すると、一定のサービスや割引などが受けられるというもの。子育て世帯を応援するとともに、地元店舗の支援にもつながる制度です。
また、0～5歳までの子育て中の保護者が悩みや相談ごとをグループで話し合う「親育ちサポート講座」も開催。これはカナダ生まれの支援プログラムを採り入れた試みで、区内各所で開催し毎年300人の保護者が参加しています。講座の開催中は別室で子どもを預かってくれるので、子どもから離れて同じ悩みをもつ保護者とつながれるので、悩みが軽減できると好評です。
北区の教育機関の数
北区は保育園・学校、公園等が多く存在し子育てし易い環境となっています。
- 幼・保育園
- 104園
- 小学校
- 37校
- 中学校
- 22校
- 高校・高専
- 4校
- 大学・短大
- 4校
- 公園
- 83園
北区の治安
警視庁の令和2（2020）年の犯罪発生件数で確認すると、北区は犯罪の少ない方から9番目と健闘しています。
また、区内の犯罪発生件数は少しずつですが減少傾向にあり、比較的安心して暮らせるエリアだと言えるでしょう。
犯罪の傾向としては、1000件を超える非侵入窃盗で、なかでは自転車盗が500件ほどと大半を占めています。
北区内で犯罪が多いエリアは、赤羽駅東口周辺の繁華街です。下町らしい風情が残る一方、雑多な飲み屋街や風俗店があるので、自転車盗などのほかに暴行事件なども発生していて、区内の他の地域より5倍の犯罪率となっています。また、北区の南側に位置する人口密集地・田端周辺も犯罪発生率は高め。ただし犯罪の種類としては、そのほとんどは自転車盗となっています。
３番目を挙げるなら王子駅周辺です。やはり人の往来の多い場所は犯罪の発生も必然的に多くなりますが、都内の犯罪発生率と比べてみると、その平均よりは低いので、さほど心配はいらないでしょう。
なお、北区の洪水・土砂災害などの危険度ですが、荒川など低地に近いところや、土地の高低差が大きい場所は日頃から注意が必要です。具体的に言えば、埼玉寄りの荒川に近いエリア、豊島区から続く台地状の地形と低地との境目は危険度が高くなります。
一方、地震で気をつけたいのは、住宅密集地での建物倒壊と低地での液状化です。
- 北区の犯罪率
- 5.48%
その他、北区に関連する情報
北区の周辺スポット
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飛鳥山公園
王子駅からすぐの広大な公園です。
公園は名前の通りにこんもりとした山で、江戸時代からお花見の名所として親しまれてきた場所です。
明治6（1873）年、太政官布達によって日本で最初の公園の一つとして指定されました。
公園の始まりは、享保年間（1716～1736年）に8代将軍徳川吉宗が享保の改革の1つとして行楽地を造営したことからです。
桜の名所として指定され、ほかでは禁止されていた飲酒を伴う宴会が、唯一、飛鳥山では許可されたのでした。それで庶民の評判になり、大勢が駆けつける名所になったのです。彼らはさまざまに趣向を凝らして、お花見を楽しんだことでしょう。
近年は、長い坂道を歩かなくてもよいように、JR王子駅中央口と飛鳥山山頂を2分で結ぶモノレールのアスカルゴができました。より便利になったと好評です。 -
旧古川庭園
旧古川庭園の30,780.86㎡の敷地には高低差があり、斜面に西洋庭園、低地に和風庭園という趣の異なる庭園が造られています。また、2つの庭を見守るように洋館が丘の上にあります。
明治期に活躍した政治家・陸奥宗光の邸宅として整備されましたが、彼の次男が財閥古河家の養子に入ったことから古河家の所有へと移りました。
洋館と洋風庭園の設計者はイギリス人のジョサイア・コンドル。鹿鳴館やニコライ堂を設計し、日本の洋風建築をけん引した建築家です。幾何学的な刈込みのある整形式洋風庭園はバラが有名で、春と秋の開花に合わせてバラフェスティバルも催されます。
一方、和風庭園は小川治兵衛の作庭。小川は京都の無鄰菴や丸山公園などの作庭をした造園家です。旧古川邸では土地の高低差を活かして植栽を配置した中に、池や滝なども造って多くの見どころを設けています。 -
北区立清水坂公園
武蔵野台地の東端にある崖地のような地形を利用して造られた公園です。
山の渓流を再現したように水の流れを造った場所があり、その流れは約150mに及びます。利用する水は毎分5トンという大容量だから驚きです。
水は減菌処理もされているので、小さな子どもが水遊びするのにもおすすめ。長さ52mのローラー滑り台もスリル満点で人気です。
敷地には、広大な広場を囲むように300本余りの樹木が植えられているので、自然の中を散策する気分も味わえます。崖、川、広場、森と変化に富んだ景観をもつ貴重な場所です。 -
音無親水公園
小平市から隅田川に至る石神井川を整備した公園です。石神井川は、北区では古くから音無川と呼ばれていましたが、その流れを利用して、昭和63（1988）年に開園したのがこの音無親水公園です。
王子駅からすぐの場所ですが、川沿いにサクラやカエデが植えられていて緑も濃い公園です。流れの水位は膝下ぐらいに調整され、水遊びができるようになっています。岩場や滝、水車なども設けられていて、さまざまな水の表情が眺められます。
川沿いの自然を活かした特徴的な造りで、「都市公園100選」にも選ばれています。 -
王子稲荷神社
東国三十三国稲荷総社という高い格式をもつ神社です。
かつては岸稲荷と称されていて、荒川の川幅がいまより広かった頃に川岸にあったことから、そう呼ばれて親しまれてきたと伝わります。源頼朝や徳川家康に庇護を受け、存在感を増していきました。
また、大晦日に稲荷の使いである狐が関東一円から集まり、この神社へ初詣をしたという言い伝えもあって有名になりました。
平成5（1993）年から地元では、その伝承を活かして大晦日の夜に狐の装束をして詣でるようになり、年々、大掛かりになりました。
また、2月の丑の日には凧市が開かれます。火事除けの「火防の凧」を買い求める人が多く、この日もとても賑わいます。
民話の「王子の狐火」や落語の「王子の狐」でも知られる神社です。 -
十条駅周辺の商店街
北区は商店街が多いエリア。十条駅周辺にも、昔ながらの商店街が2つあります。
1つは、十条駅北口のアーケードのある十条銀座商店街。十字形に広がる商店街で、加盟店は170店舗ほどです。
さまざまな業種のお店がありますが、特徴は「惣菜天国」ということでしょう。焼き鳥、コロッケ、おにぎり、ぎょうざ、だんご、お稲荷さんなど、食べ歩きが堪能できます。
もう1つの商店街は東十条駅前から東に伸びる東十条商店街で、戦前からお店が点在していた一帯です。現在は約160店ほどの店舗数で食料品店や飲食店を中心に、雑貨店や花屋、自転車屋などバラエティ豊富な店舗が特徴。
シーズンに合わせた催事やセールも年に4回ほど開催しています。子どもたちが盛り上がるのは「ハッピーハロウィン 東十条」です。趣向を凝らした仮装で商店街を歩きます。
その他
- 東京北医療センター
- （医）埴原会 赤羽病院
- 医療法人社団博栄会 赤羽中央総合病院
- 明理会中央総合病院
- 王子生協病院
- 花と森の東京病院
- 西ヶ原病院
- 富士病院
- 王子病院
- 滝野川病院
- 北区立赤羽図書館
- 北区立中央図書館
- 赤羽警察署
- 警視庁滝野川警察署
- 王子警察署
北区の家賃相場
北区と他市区の間取りの平均家賃相場を比較しました。
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2024年04月時点 住まいのリライフ調べ
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1R 1K 1DK 1LDK 東京都足立区 - - - - 荒川区 8.5万円 8.82万円 11.23万円 14.59万円 北区 8.86万円 9.54万円 10.72万円 15.02万円 豊島区 8.51万円 10.19万円 11.23万円 16.97万円 板橋区 - 7.97万円 10.5万円 10.93万円 -
2K 2DK 2LDK 3LDK～ 東京都足立区 - - - - 荒川区 10.25万円 11.61万円 20.95万円 19.67万円 北区 9.06万円 9.71万円 20.68万円 22.16万円 豊島区 11.06万円 12.86万円 23.73万円 28.92万円 板橋区 - - - -
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