住まいのリライフ上野店

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上野の老舗と注目店を巡ろう

  • 2020.09.21
  • 2022.09.01


上野には長い歴史を持つお店が数多く存在しています。懐石料理や洋食、甘味処など、「〇〇発祥の店」「〇〇年続く」と謳うお店が少なくありません。ここでは、そんな老舗とともに下町風情を残しながらも新発想を加味した注目店もご紹介していきます。

ぽん多本家

元祖カツレツ
明治39(1905)年創業。宮内庁の料理人を務めた初代から、現在は4代目。2020年版のミシュランビブグルマン(低価格でオススメの店)を獲得ています。
軽い衣とややピンクでしっとりとしたカツはロースの芯の部分のみを使用。余計な脂身はそぎ落としていますが、ラードにして揚げ油で使用しているので豚の甘みが十分に味わえます。他にもタンシチューやきすフライなども人気メニューです。

みつばち

小倉アイス発祥の店
明治42(1909)年創業。氷業を生業としていましたが、売れ残った小豆をアイスクリームを作る桶に入れて保存をしたところ、表面が少し凍って「大変美味しいものができた」のだそうです。
この小倉アイスは乳脂肪分がゼロでヘルシーです。シンプルに最中に挟んで食べるのも人気。テーブルには黒蜜が置かれていて、あんみつなどには、かけ放題。甘党の方には嬉しいサービスです。

谷中ビアホール

谷中でしか飲めないクラフトビール
昭和13(1938)年に建てられた古民家をリノベーションして開店。下町で人気の「谷根千」の隣のエリアにあり、多くの観光客で賑わっていました。
谷中ビールは、通常の量の2倍の原材料を用いて醸されたとても贅沢なビール。熟成期間も標準だと7日間のところ、谷中ビールはなんと35日間。長い時間をかけて熟成させることにより、まろやかな味に仕上がっています。絶品なおつまみとともに、6種類のクラフトビールが楽しめます。

黒船亭

ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻も愛した味
明治35(1902)年創業。料亭として創業しました。型にはまらず、時代に合わせて進化する洋食が味わえます。前身の「レストランキクヤ」の頃には、ジョン・レノン夫婦も通っていたそうです。
様々な具材を1週間以上じっくりと煮込んだデミグラスソースを使用したビーフシチューやハヤシライスが人気です。凝縮された濃い旨味が多くの人を虜にしています。

蓮玉庵

名だたる文豪に愛された江戸前蕎麦
安政6(1859)年創業。江戸時代から続く歴史の長いお蕎麦屋さんです。やや甘めのつゆで味わう江戸前蕎麦は多くの文豪たちに愛され、森鴎外や樋口一葉の文学作品にも登場しています。
ランチ限定の「古式せいろ別打ち入り3枚重ね」は季節ごとに異なる食材を練りこんだ3種類の蕎麦が味わえます。
江戸の雰囲気溢れる外観と和モダンな内装のギャップも楽しみの一つです。江戸前の蕎麦の食べ方は、つゆをちょっとだけつけて豪快に啜るんだそうです。

カヤバ珈琲

戦後から地域に愛されている古民家カフェ
昭和13(1938)年創業。建物は大正5(1916)年築で当時のノスタルジックな雰囲気を感じられるカフェです。2階は和室になっており、散歩の休憩で畳の空間で飲むコーヒーも乙なものです。
コーヒーとココアをブレンドした「ルシアン」は、創業当初からの人気メニュー。苦さと甘さのバランスが癖になります。その他にも、地元の野菜「谷中ショウガ」で作ったジンジャーエールやたまごサンドなど、人気メニューが豊富です。

鰻割烹 伊豆栄 梅川亭

創業300年、江戸中期から続く伝統の味
江戸時代中期、8代将軍徳川吉宗の頃に創業した鰻の割烹。寿司や蕎麦、いろいろな江戸前がありますが、その代名詞は鰻だったそう。上野公園やその周辺に複数店舗があります。
現在は「三河鰻咲」というブランド鰻を使用。砂糖不使用で醤油とみりんだけを使用した辛口のタレが特徴です。タレは1ヶ月ほど寝かせることで風味がまろやかになり、コクがありつつすっきりとした味わいに熟成されます。

上野 精養軒 グリルフクシマ

上野公園とともに歴史を重ねる名店
明治9(1876)年、上野公園の開設に伴い園内に開業されました。季節感を大切にした伝統的なフランス料理が堪能できます。夏目漱石や森鴎外の作品にも登場する老舗です。
上質な空間で味わうフレンチは至福そのもの。ランチ、ディナーのほかにも、宴会、会議、ビアガーデン、ブライダルと様々なシーンで利用可能です。

釜めし春

釜めし発祥の店
大正15(1923)年創業。「釜さえあればご飯は食べられる」と関東大震災をきっかけに釜めしが誕生しました。本店は浅草にありますが、こちらも大人気のお店です。
釜めしに使われるお米は、コシヒカリとササニシキの特選米をブレンドしたもの。注文を受けてから炊き上げます。普通の食事よりはやや待ちますが、蓋を取ったときに立ち上ってくる香りをかぐと待った甲斐はあると思うでしょう。食材の出汁が染み込んで混然一体となったご飯、底の方のお焦げもやはり絶品です。
「かまめしも みぞるるものの ひとつかな」大正から昭和にかけての俳人、久保田万太郎がこのような俳句を遺しています。

韻松亭

上野公園内の趣ある日本家屋で懐石料理を
明治8(1875)年創業。精養軒と並び、上野公園の開設とともに開業。「鐘は上野か浅草か」と唱えられた「松に響く」さまが名称の由来となっています。趣のある空間で懐石料理を楽しめます。
「豆に始まり、豆に終わる」というように豆腐や湯葉などを使った御膳や、夜は鶏のすき焼きやふぐ、すっぽんの料理が楽しめます。色鮮やかに盛り付けられる日本料理はまるで芸術品のようです。

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私は美味しいものを食べ歩くのが趣味ですが、食は歴史や文化に大きく影響を受けているものだと理解できるようにもなりました。ですから味を楽しむことに加えて、多くの発見があることも興味深いのです。食を知ればその街も分かってきます。街のグルメを巡る時は、そんな点も考えてみてはいかがでしょうか。
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住まいのリライフ上野店

東京都台東区上野4-9-5 イシイビル3階

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