住まいのリライフ高田馬場店

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激戦区のとんかつを食べ比べ!

  • 2021.06.18
  • 2022.09.01

高田馬場はとんかつの有名店が集まる激戦区!

今や日本食として定番のとんかつですが、そのルーツは洋食にありました。現在の形のとんかつが広まったのは明治時代の後期に差し掛かる頃でしたが、そのとんかつの激戦区として、高田馬場にはたくさんのとんかつの名店があるのです...。

とんかつの歴史

とんかつの語源はフランス料理から
とんかつの”かつ”は、フランス料理のcotelette(コートレット)という子牛や羊の骨付き背肉に小麦粉や卵、パン粉をまぶしてバターで焼いた料理から来ていると言われています。英語では"カットレット"と読み、それが日本語に訛って”カツ”。豚と合わさってとんかつになりました。

文明開化に食をはじめとする世界の文化が日本に来たわけですが、これまでの日本は肉食は良くないものされていました。肉を食べるという習慣が定着していなかったので、豚肉やバターの油が受けず、料理の手間も相まって人気の食べ物ではなかったのです。
天ぷらをヒントにとんかつの原型が生まれた
ポークカツレツは1枚ずつフライパンで揚げ焼きする調理方法だったので非常に手間がかかるものでした。それを現在の形に生まれ変わらせたのが、明治28(1895)年に銀座で創業した「煉瓦亭」という洋食屋です。パン粉などをまぶした豚肉を天ぷらのように大容量の油で揚げることで1度に複数枚揚げることができ、調理後の後処理も飛躍的に上がり、付け合わせにキャベツを添えたことでさっぱりと食べられるようになり、ポークカツレツは誕生しました。本来のデミグラスソースからウスターソースに変更したことも人気に火が付いた理由の1つでした。

ちなみに、キャベツに含まれるキャベジンという栄養素は、胃腸を保護して油の消化・吸収を助ける効果があるのです。キャベツが添えられるようになった理由は、日露戦争でコックが徴兵に駆り出されてしまい、人手不足を補うために咄嗟に考え出されたようです。
箸で食べるとんかつが生まれるまで
こうして、日本人にもうけるカツレツが出来上がったわけですが、当時はビーフカツやチキンカツの人気には遠く及ばなかったそうです。特に牛肉は、「牛鍋」が文明開化の象徴として好まれていました。豚肉が広く食されるようになったのは、日清・日露戦争後であると言われています。滋養が高い牛肉は軍事食料に使われていたため、牛肉の不足により、豚肉が注目されるようになりました。

煉瓦亭が生み出したポークカツレツから現在のとんかつの形が生まれたのは、昭和4(1929)、上野御徒町に誕生した「ポンチ軒」と言われており、宮内省で料理人を務めていた島田信二郎氏によって考案されました。箸でも食べられるやわらかいポークカツレツを目指し、当時のものより分厚い豚肉をじっくりと揚げ、切った状態で提供するというスタイルがここで誕生しました。

高田馬場の名店たち

とん太

1976年創業に創業し、ご夫婦できりもりされている有名店。ミシュランガイドに度々掲載され、食べログの評価を元に全国のとんかつ屋からTOP100を集めた”とんかつ 百名店 2021”にも選出されています。開店前から行列ができるほどの人気店です。

低温でじっくりと上げるカツはとても柔らかく、僅かにピンク色を残し甘みのある肉の旨味が濃いのが特徴です。中国産・ベトナム産の2種類の塩や自家製のやや辛めなウスターソースとの支障も抜群。「また明日も食べたくなる」「均整の取れた一品」というような高評価が多数グルメサイトで掲載されています。

こだわりはとんかつ以外にも。味噌汁はしじみ・わかめ・豚汁の3種類から選ぶことができ、付け合わせのお新香も創業時から同じぬか床で自ら漬けているもの。とんかつは季節感を感じる事ができない食べ物なので、その時の旬の野菜で季節を感じられるようにという想いが込められています。

ひなた

「とんかつ王子」と言われる眞木大介氏によって他手掛けられたお店で、こちらもとんかつ 百名店への選出暦があります。使用する豚肉に強いこだわりをもち、80種類近くの銘柄を食べ比べたんだそう。14種類のハーブを混ぜた漢方飼料で育てた宮城県産の”漢方三元豚”を使用し、なんと飼育にも関わっているようです。

ひなたの魅力は、何といってもディナー限定の”とんかつ食べ比べコース”です。とんかつと言えばロースとヒレが定番ですが、ひなたでは豚を一頭買いしているため、ランプ(お尻)や豚トロ、しきんぼ(外もも)といった希少部位を少しずついろいろ楽しむ事ができます。

味わい方は少しユニーク。まずは何もつけずにそのまま。次に2種類の塩で肉本来の旨味を感じます。ここまではメジャーですが、次はオリーブオイルで!不思議と脂っこくならないのです。そして、最後に王道のソースで、雰囲気の違う2種類のソースが用意されています。部位と味編の組み合わせは無限大ですね!

いちよし

ロースかつ定食が800円を切っており高田馬場で人気のとんかつ屋の中では比較的リーズナブルなお店ですが、価格以上のクオリティが評判で連日満席になるほどの人気店です。写真の通り、大きく分厚いカツがとても印象的ですが、決して硬い肉質ではなく、ほぐれるような柔らかさが魅力です。ごはんも大盛りがベースなので、学生やサラリーマンにとってもありがたいです。

ゆずと大根の漬物やしじみの味噌汁など、シンプルな付け合わせもほっこりします。

とん米

ミシュランガイドでビブグルマン(上質な料理を手頃な価格で楽しめる店)を獲得した料理人、鈴木孝英氏がプロデュースし、2018年にオープンした高田馬場では新規店に分類されるお店です。栃木県の那須高原でのびのびと育てられた旨味の強い豚肉を使用し、お米も季節に合わせて仕入れ先を変えているのが特徴です。

塩やソースはもちろん、レモンを効かせたさっぱりとしたドレッシングやタルタルソースも人気です。

上ロースかつ定食で1,380円(ランチだと880円!)というコストパフォーマンスも人気の1つとなっていますが、もう一つの看板メニューが"メンチカツ"。鈴木氏が研究に研究を重ねて生み出したメンチカツのレシピは門外不出で、鈴木氏本人しか知らないんだそう。まさしく”ここでしか味わえない逸品”です!

とん久

とん太と同じ1976年の創業で、駅前のドン・キホーテの地下1階にお店を構えています。こちらで使用している豚肉は、”林SPF”という品種。都知事賞を受賞しており、家畜衛生を中心とした高精度の管理技術によって生産され、正常な腸内細菌叢の生成と身体の発育を促すことで、臭みがなくモチモチとした食感と甘みのある肉質が特徴です。この他にも、鹿児島県産の黒豚やカナダ産のプレミアムポークなども味わうことができます。

衣にもこだわっており、自ら開発した細かく、気泡がたくさん含まれているパン粉をしようしています。衣が厚くなればなるほど含む油が多くなってしまうので、薄い衣にすることでヘルシー且つ豚肉の旨味を損なわないカツができあがるのです。

とんかつの付け合わせとしては珍しいナポリタンですが、実は影の人気者。ダブルで注文する人もいるんだとか。

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いかがでしたでしょうか?

お肉に衣をつけて油で揚げる。シンプルな調理方法だからこそ、細かいこだわりによって全く違う味になるのがとんかつの魅力だと思います。高田馬場のとんかつ屋が待ち時間が出るほどの人気店ぞろいですが、お気に入りのお店を探してみてください!賃貸や購入、売却、不動産経営など不動産に関するご相談は是非リライフにお任せ下さい!

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住まいのリライフ高田馬場店の外観

住まいのリライフ高田馬場店

東京都新宿区高田馬場2-14-8 竹内ビル2階

営業時間 10:00~19:00 定休日 水曜日

03-4216-0978

営業時間外もご予約頂ければ対応可能です。お気軽にご連絡下さい。