時期ごとの賃貸市場を把握して、よりベストな引っ越しを!

  • 2020.10.09
  • 2023.05.24

部屋探し始動のベストタイミングと賃貸市場の時期別の特徴とは?

進学や転勤、転職、結婚など引越しの理由は人によって様々ですが、お部屋探しを始めるのには、適度なタイミングがあります。また、時期によって変動する賃貸市場を把握することのメリットも小さくはありません。シーズンごとの賃貸市場の特徴を紹介していきます。

部屋探しを始めるベストなタイミングはいつ?

引っ越したい時期の1.5~1ヶ月前がちょうどいい

引越しをしたい時期の1.5~1ヶ月前から始めるのがオススメです。

ちょっと考えると、お部屋探しを始めるのは早ければ早いほどいいと思うかもしれません。ところが部屋を決めると当然、家賃が発生するので、そうそう単純ではないと気付きます。内見が可能な物件を申し込んだ場合、審査や契約手続きを経て入居が可能になるのは最短で2週間ほど。逆に家賃発生を待ってもらえるのは申し込んだ日から3週間弱までがほとんどであり、1ヶ月以上待ってもらえるケースは稀です。退去予定の物件を申し込んだ場合は、退去した日から2週間ほどで家賃発生日を決めるスケジュールになります。

入居までの期間が開きすぎると、貸主側では空室損料が発生してしまうので、より早く住める人を優先しがちです。交渉次第で前後に調整できる可能性もありますが、繁忙期は交渉が通りにくく、またクリーニング業者のスケジュールによっては早められないといったケースも。早過ぎてもギリギリ過ぎても入居したい時期に合わせられない可能性があるので、余裕をもって1ヶ月前後を見るとよいでしょう。

このようにお部屋探しは、ベストな期間の見極めが難しいものです。さらに賃貸市場の動向によっても、貸主側と借主側のバランスは変化していきます。賃貸市場はシーズンによる変動があるので、そんな点も把握しておくと有利です。

時期による部屋探しや引越しの特徴は?

1年間を通して賃貸の流れがどう変わっていくのかに触れながら、シーズン毎の特徴をまとめました。

1月~3月:業界1番の繁忙期

4月から始まる新生活に向けて、最も部屋探しが活発になる時期です。3月で退去する人が一気に退去通告を出し始めるので、選択肢が多いですが競争率も合わせて高くなるので時間をかけて探せるのは1月の中旬頃まで新着物件がその日に埋まってしまうことも珍しくありません

ピークは2月から3月中旬くらいまで。問合せや予約が集中し、飛び込みでご来店いただいても対応ができなくなってしまう可能性があるので予約は必須です。スピード勝負なので、あらかじめ条件を伝えておくとスムーズに内見へと進めて良いでしょう。2月は①私立大学の合格発表が出始めるので早めに家を決めておく学生や、②新生活をバタバタしないために事前に引越ししてその地域に慣れておきたいという人、③3月は良い物件がなくなっているのではないかと考える人が動き始めます。続く3月も④上旬で国公立大学の前期入試の合格発表が出るので、人気物件は特に短期間で埋まっていくので決断力が必須です。

中旬を過ぎると若干の落ち着きを見せ始めますが、後期入試の合格発表などでギリギリになって引越し先が決まった人の問合せが集中します。この頃には希望条件が揃う物件を見つけるのは結構難しいです。

引越し業者や家賃については、需要が高まる時期なので価格交渉などは難しい場合がほとんどです。一方、この時期は新築物件が豊富な時期でもあります、その点では狙い目の時期と言えるでしょう。貸主も新築物件は一気に入居者を集めたいのでキャンペーンなどで礼金がないケースもあります。

4月~6月:繁忙期を避けてゆっくり探したい人が集まる時期。結婚シーズンでもあり市場は活況が続く

4月は繁忙期を敢えて避けて落ち着いて探したいという人が多いので、繁忙期ほど物件数は多くはないですが探してる人はまだまだ多い時期です。余り物しか残ってないのではないかと思いがちですが、ギリギリまで入居していた物件が繁忙期より遅れて募集が出ることも多いのでまだまだ狙い目です。そしてこの時期の特徴としては6月のジューンブライド。結婚式が多く行われ、その前後で同棲を始めるカップルが増えるので1LDKの需要が高まり、ワンルームや1Kの物件が空いていきます

この期間で注意したいのがゴールデンウィークです。休業する管理会社は多いので、この期間に探しても紹介可能な物件が限られてしまいます。問合せを頂いても不確定な情報しかお答えできない可能性があるので、ゴールデンウィークの前後で探すのがオススメです。

7月・8月:いわゆる閑散期。ライバルが減るため穴場な時期でもあり

引越しをする人が一番減る時期なので、物件の動きは鈍くなる傾向にあります。しかし、貸主も募集に力を入れるようになるので、家賃が下がりやすくなったり敷金・礼金が抑えられる物件が比較的増えます。引越し業者も価格が下がるので安く引越しをすることができますが、エアコン業者が忙しくなってくるので新たに取り付ける場合は早めの手配が必要です。お盆の時期はゴールデンウィーク同様、休業する管理会社が増えてきます。お盆が開けると、法人の転勤や異動シーズンに向けて準備が始まるので、少しずつ物件の情報は増えていきます。

9月・10月:法人の異動や転勤が増え、第2の繁忙期

転勤や異動が多いこの時期は第2の繁忙期となります。気候も若干涼しくなるので結婚式も第2のシーズンを迎え、物件情報は一人暮らし向けもファミリー物件も潤います。人気物件の募集がかかりやすくなるので、転勤が関係なくてもオススメの時期です。ですが、引っ越し時期に制限がある人が多いため、他の時期よりゆっくり探すのはリスクが高め。遠方から転勤の人は内見がしづらいので、不動産屋と連絡を取り合って内見せずに決める人が増えていきます。ファミリー向けは一人暮らし向けに比べると動きが鈍いので、アンテナを広く張って早めに決断していくのがオススメです。

11月・12月:早い人は新生活の準備を始め、新築物件の情報が出始める

転勤が落ち着くと一度は部屋探しをする人も減りますが、転勤で決まりきらなかった物件や、年明けの繁忙期に向けて物件の情報は多く出てくるので思わぬ優良物件が出てくることも。12月に入ると早い人は新生活に向けて部屋を探し始めるので、繁忙期の前兆はこの辺りから見えてきます。また、新築物件の情報が少しずつ公開されていきます。繁忙期が始まると選べる物件の数は増える分競争も激しくなっていくので、希望に叶う物件を見つけたい人はこの時期から調べ始めると良いでしょう。

まとめ

引越しが最も活発になるのは新生活に備える1~3月であり、法人の異動に備える9・10月が続きます。この頃は物件の情報量も豊富ですが、需要が伴っているので長く検討することは得策ではありません。対して、閑散期とされるのは結婚式のシーズンが一旦落ち着いた夏の時期。お盆明けあたりまで物件の動きは鈍くなっていきますが、掘り出し物の物件が出て来ることも。繁忙期の前後(4月以降や10月以降)の時期も、それぞれに余波、前兆が見えるので納得のいく物件を見つけていきたいという人は油断が禁物な時期です。

進学や就職、結婚などライフイベントは様々で、引越しの理由も人それぞれです。したがってどんな時期でも理想の物件に合うことは可能です。シーズンに合う形でお部屋を探していくことで、納得の行く部屋を見つけることができるでしょう。

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リライフお客様窓口店

いかがでしたでしょうか?
引越しに適した時期はいつなのか?これについては正直答えはありません。それぞれの時期にメリットはありますし、出てくる物件の数は変わってもグレードは年間通して同じだからです。どんな時期に探しても、きっとお気に入りの物件は見つけられるでしょう。賃貸や購入、売却、不動産経営など不動産に関するご相談は是非リライフにお任せ下さい!

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