時期ごとの賃貸市場を把握して よりベストな引っ越しを!

  • 2020.10.09
  • 2024.02.27

いつが有利? 市場動向を把握しよう

進学や転勤、転職、結婚など、お引越しの理由は人によってさまざまですが、お部屋探しを始めるのには、適度なタイミングがあります。また、時期によって変動する賃貸市場を把握することのメリットも小さくはありません。今回は、シーズンごとの賃貸市場の特徴を紹介していきます。

入居日から逆算するベストなお部屋探しの開始時期

引っ越したい時期の1.5~1か月前がちょうどいい

気に入ったお部屋に入居を申し込むのは早い者勝ち。そう考えると「お部屋探しを始めるのは早ければ早いほどいい」と思うかもしれませんね。
ところがお部屋を決めれば当然、家賃の支払いが発生し、早すぎると入居前なのに家賃をたくさん支払うことになってしまいます。ですから、そうそう単純ではないのです。
内見して入居を申し込んだ場合、審査や契約手続きを経て入居が可能になるのは最短で2週間ほどです。逆に家賃発生を待ってもらえるのは申し込んだ日から3週間弱までが通例で、1か月以上待ってもらえるケースはごく稀です。一方、退去予定の物件を申し込んだ場合は、退去した日から2週間後くらいに家賃発生日を決めることがほとんどです。

申し込みから入居までの期間が開きすぎると実質的には空室の期間が長引き、貸主にとっては家賃収入が途絶えるので、より早く入居する人を優先しがちです。交渉によって家賃発生を前後に調整できる可能性はありますが、貸主有利な繁忙期は交渉が通りにくい傾向があります。また、繁忙期はクリーニング業者も多忙になり、希望のスケジュールに対応できないケースが発生することも。
このように早過ぎてもギリギリ過ぎても、希望する入居時期に合わせられない可能性が繁忙期にはあるのです。家賃発生と希望通りのスケジュールのバランスを考慮すると、お部屋探しを始めるのは1.5~1か月前頃がベストと考えるのが妥当でしょう。

このようにお部屋探しは、ベストな期間の見極めが難しいものです。また、賃貸市場の動向によっては貸主側と借主側の有利さは変化します。賃貸市場の動向はシーズンによって変動するので、そこにどんな違いがあるのか把握しておくと、より有利なお部屋探しができることでしょう。以下で、市場の動向を解説していきます。

時期によってお部屋探しや引越しの傾向は異なる?

年間を通して賃貸市場の動向がどのように変化していくのか解説しながら、シーズンごとの特徴をまとめました。

1月~3月:新年度に向けて人の移動はピークに 年間最大の繁忙期

新年度がスタートする4月は、新生活に向けてもっともお部屋探しが活発になる時期です。3月で退去する人が一気に退去通告を出し始めるので物件の選択肢は多いのですが、競争率も合わせて高くなるので、時間をかけて探せるのは1月の中旬頃までと考えましょう。その後は、新着物件がその日に決まってしまうことも珍しくありません。

ピークは2月から3月中旬くらいまで。不動産店に問合せや予約が集中し、飛び込みで来店しても対応してもらえない可能性も。ですから、この時期は予約は必須です。また、スピード勝負なので、あらかじめ条件を不動産店に伝えておくと内見へスムーズに進めます。

2月は、私立大学の合格発表が出始めるので早めに家を決めておきたい学生、新生活で慌てないように事前に引越ししてその地域に慣れておきたいという人、3月では良い物件がなくなっているのではないかと考える人が動き始めます。
続く3月も、上旬には国公立大学の前期入試の合格発表が出るので、人気物件は特に短期間で埋まっていく傾向があり、素早い決断が求められます。
3月も中旬を過ぎると若干の落ち着きを見せ始めますが、後期入試の合格発表などでギリギリになって引越しエリアが決まった人の問合せが集中します。希望条件に合致する物件を見つけることは、かなり難しくなる時期でもあります。

引越し業者や家賃については、需要が高まる時期なので価格交渉などは難しい場合がほとんどです。一方、この時期は新築物件が豊富な時期でもあります、その点では狙い目の時期とも言えるでしょう。貸主も新築物件では一気に入居者を集めたいと考えているので、キャンペーンなどで礼金が不要なケースも発生します。

4月~6月:繁忙期を避けてじっくり探す人が集まる 結婚シーズンも控え活況が続く

4月は繁忙期をあえて避けて、落ち着いてお部屋を探したいという人が多い時期。繁忙期ほど市場に出回る物件数は多くはないものの、探してる人はまだまだ多い時期です。優良物件は残ってないのではないかとも考えがちですが、ギリギリまで入居者がいた物件が遅れて出ることも多いので、まだまだ狙い目でもあります。また、この時期の特徴としては、6月の結婚シーズンに先駆けて、同居するカップルが増えるため1LDKの需要が高まると言うこと。反対に単身者向けのワンルームや1Kの物件では空きが出てくるので、単身者にとっては狙い目の時期でもあるのです。

この時期、注意したいのがゴールデンウィークです。休業する管理会社も多いので、紹介可能な物件が限られてしまうなんてことも起こります。仲介する不動産店にお問合せをいただいても、不確定な情報しかお答えできない可能性も。そのためゴールデンウィークは避けた方がよいでしょう。

7月・8月:いわゆる閑散期 競争が少ない穴場の時期で費用も抑えられる可能性も

移動する人がもっとも減る時期なので、物件の動きも鈍い傾向にあります。そうした状況では貸主は募集に力を入れるので、家賃が下がりやすくなったり、敷金・礼金が抑えられる物件が比較的増えます。借りる側が有利な時期とも言えるでしょう。引越し業者の価格もハイシーズンに比べて下がるので、引越し費用を抑えることができます。
一方、エアコンの取り換えなどが増えて業者が忙しくなってくるので、新たに取り付ける場合は早めの手配が必要です。また、お盆の時期はゴールデンウィーク同様に、休業する管理会社が増えるので、その点は要注意です。
そして、お盆が開けると秋の移動シーズンに向けて転勤などの準備が始まり、少しずつ物件の動きが増していきます。

9月・10月:法人での異動が増える時期 業界第2の繁忙期

異動が増える初秋の時期は、不動産業界は第2の繁忙期に入ります。少しずつ涼しくなり気候にも恵まれるので結婚式も第2のピークを迎えます。物件の動向としては、単身者向けもファミリー向けの物件も豊富に出回る時期。ですが転勤などでは引っ越し時期に制限がある人も多いので、ゆっくり探すのは他の時期より、やや難しくなります。また、遠方から移動の場合、内見がしづらいので不動産店と連絡を取り合って、内見をせずに決める人も多い傾向です(最近はリライフを含めてオンラインでの内見に対応している不動産店も増えています)。
また、ファミリー向け物件は単身者向け物件に比べとる動きが鈍いので、積極的に情報を収集するなどアンテナを広く張って、早めに決断していくこともポイントです。
多くの募集物件が市場に出回るこの時期は人気物件の募集も見つかるので、転勤に関係なくてもチェックしておくべき時期でもあるでしょう。

11月・12月:早い人は新生活の準備を開始 新築物件の情報も出始める

転勤が落ち着くとお部屋探しをする人がいったん減りますが、転勤で決まらなかった物件や、年明けの繁忙期に向けての情報が早くも出てくる時期なので、思わぬ優良物件が見つかることもある時期です。12月に入ると早い人は新生活に向けてお部屋探しを始めるので、繁忙期の前兆がこの頃から徐々に見えてきます。また、新築物件の情報が少しずつ公開されるようになる時期です。繁忙期に突入すると物件数が増える分、競争も激しくなっていくので、希望通りの物件を見つけたい人は、この時期から下調べしておくとよいでしょう。

まとめ

引越しが活発になるのは、年度替わりに向けて新生活に備える1~3月、法人の異動に備える9~10月です。この時期は物件の情報量も豊富ですが、需要も比例するのでじっくり長く検討することは得策ではありません。対して閑散期とされるのは結婚シーズンがいったん落ちついた初夏からお盆明けあたりまでで、物件の動きは鈍くなっていきます。それでもじっくり探せば、思わぬ好物件が出てくる可能性もあります。春と秋の繁忙期の前後には、それぞれに繁忙期の前兆や余波があり、それなりに物件が動きます。納得のいく物件を見つけたいという人は、情報収集に努め、チャンスをうかがいたい時期でもあります。


進学や就職、結婚などライフイベントは多様で、引越しの理由も人それぞれです。ここまで見てきたように、それぞれの時期ごとにメリット、デメリットはあります。どんな時期でも理想の物件に出合うことは可能ではありますが、要は」時期によって適切な探し方があると言うことです。シーズンごとの市場の傾向に沿う形でお部屋を探すことで、納得のいくお部屋を見つけることができるでしょう。
それぞれの時期の市場動向に合わせて、リライフでは適切なご案内をいたします。ぜひ、お声がけください。

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