敷金って何? 何のためにあるの?

  • 2018.11.06
  • 2023.05.24

初期費用にかかってくる敷金の仕組みを解説!

敷金とは?

敷金は、賃貸物件を契約する際に発生する初期費用項目の1つであり、借主から貸主に対する金銭債務を担保するための費用です。
家賃を滞納した場合の担保や退去時の原状回復やクリーニングの費用として、あらかじめ管理会社や借主に預けておくお金になります。原状回復やクリーニング費用が敷金を超えなかった場合、残額は原則として借主に返還されなければならないと民法で定められています。

敷金はいくらかかるの?

敷金や礼金の金額は、家賃の月額から設定されることが多いです。月額家賃に対して0.5~2ヶ月分の範囲で設定されるのがほとんどですが、1ヶ月分が圧倒的。しかし、ペットを飼育する場合は、部屋の損傷が通常より大きくなることが多いため積み増しされることが多いです。これも1ヶ月分が多いですが、中には2~3ヶ月分かかる物件もあります。犬なのか猫なのか、飼育する数などによっても変動するため、事前に確認が必要です。稀にペット共生型物件という飼育しても積み増しがない物件もあるので、これに出会えた方はラッキーでしょう。

返還されない場合がある!

不動産屋さんの物件資料で敷引き償却という言葉を見かけたことはありますか?これらは通常の契約内容に追加が可能な特約であり、原則である返還義務を免れてしまうので要注意です。

敷引や償却は「敷金の全額または一部をあらかじめ原状回復、クリーニング費用に充てると決めるため返金しませんよ」という意味です。実際にかかった費用が敷金を超えなかった場合でも返金されません。敷金は地域によっては「保証金」という名目で呼ばれることもありますが、意味はどちらも同じ。中には「返金されないので礼金と同じようなもの」と説明されるケースもありますが、礼金と敷金の敷引きや償却は目的が異なるので「償却の目的はなんですか?」と確認してもらってもよいでしょう。

まとめ

敷金を徴収する目的は、①家賃滞納の担保、②退去時の原状回復、クリーニング費用として契約時に預けるためとなっています。余った分は変換されますが、敷引きや償却が設定されている場合は、余っても変換されません。

各部屋の物件資料は仲介会社ではなく管理会社が作成するため、記載方法にはバラつきがあります。分かりやすく記載している場合もあれば小さく補足という形でしか記載してない場合もあるので、物件を申し込む際には図面を隅々までチェックし、契約時に「そんなこと聞いてない!こんなはずじゃなかった!」とならないように気をつけましょう。

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いかがでしたか?
引っ越しや入居に関わるトラブルのうち、比較的上位に挙がるのが初期費用などお金に関する問題です。ですから、疑問に感じることがあったら遠慮せずに、担当者に確認してもらいましょう。お部屋の賃貸や購入、売却、不動産経営など不動産に関するご相談は是非リライフにお任せ下さい!

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