マンション VS 戸建。どっちがいいの?

  • 2020.10.15
  • 2023.05.24

マンションの資産価値を取るか、戸建の暮らしやすさを取るか。あなたは何を優先しますか?

夢のマイホーム購入!マンションと戸建、両方にメリットやデメリットがあるのでどっちを買うかは永遠のテーマですよね。希望するライフスタイルに合わせてじっくり検討していきましょう。

マンション

メリット

①立地が良い

マンションが多く建築されるエリアは戸建よりも駅から近いところです。駅や商業施設へのアクセスが非常に便利なのが一番のメリットでしょう。通勤や通学の負担も減らせるので、時間を有効に使えるかもしれません。

②建物の構造が丈夫

マンションは基本的にRC(鉄筋コンクリート)造とSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造で建築されるので、耐震・耐火性において戸建を大きく上回ります。また、コンクリートは気密性が高いので外気の影響が受けにくいのでエアコンが効きやすいです。

③セキュリティ・共用設備が充実している

オートロックや防犯カメラは多くの物件で備わっており、管理人が常駐してくれていたりとセキュリティ面においても安心できます。不審者が現れる可能性は戸建より低いでしょう。その他、宅配BOXが備わっていたり、ゴミ捨ての曜日指定に縛られないなどの利便性も魅力です。

④維持管理の手間がない

エントランスや廊下など、共用部分の維持管理は全て管理会社や管理組合が行います。入居者自身で行う負担がないのはとてもありがたいことですね。その代わりではないですが、共用部分の維持管理費や大規模な修繕費用は居住者から積立金として徴収します。

デメリット

①住宅ローン以外にも支払う費用が多い

マンションを購入する場合は、管理費や修繕積立金、駐車場代などの月額でかかる費用が多くなっていきます。修繕積立金に関しては、一般的に1㎡あたり200円ほどが必要と言われているので、70㎡の物件ですと14,000円ほどになります。

②リフォームが自由にできない

家族が増えたり、ライフスタイルが変わる際に考えるのが部屋の増改築やリフォームですが、使用上の条件は管理組合によって異なるので内容によっては管理組合に認めてもらえない場合があります。面積の広さも戸建の方が融通が利くので、収納に不足を感じたり、部屋が足りなくなったときの制約が不便です。リフォームが自由にできないと、家族間でもプライバシーが確保できないなどの問題も発生しかねません。

③近隣入居者とのトラブルが起こるかもしれない

マンションは隣の部屋に生活する人とは天井や壁でしか区切られていないので、生活音に関するトラブルが起きてしまうこともあります。

戸建

メリット

①敷地内は自由に使える

戸建の最大のメリットは制約が少ないことでしょう。ペットの飼育や楽器など、マンションでは認められにくい条件に縛られることはありません。駐車場も整備できますし、庭を作ればガーデニングやバーベキュー、遊び場といろいろなシーンに活用できます。

②リフォームが自由にできる

戸建は管理を他者に任せたり、権利の共有もありません。ですから、リフォームもリノベーションも自由に行えます。いずれは二世帯住宅にするなど変化していくライフスタイルに柔軟に対応できます。

③プライバシーが守られる

マンションとは異なり隣の家ともある程度距離を確保できるのでプライバシーの問題もクリアできます。生活音も隣の家を気にする必要性はマンションよりは軽減されます。日当たりや風通しも低層階のマンションより確保しやすいでしょう。

デメリット

①維持管理は全て自分で行う

建物や庭の整備など、維持管理は全て自分で行わなければなりません。修繕積立金が月々で発生しない分、必要なときにまとまったお金が必要になります。庭の管理では、草むしりの負担が意外に大きいという声もきかれます。

②セキュリティ対策が必要

戸建でもオートロックを取り付けることは可能です。しかし、他人の侵入を阻止する塀や門がなければ他の窓から侵入されてしまう可能性があるので空き巣や侵入などの可能性は否定できません。窓を2重ロックにしたり、いろいろと工夫が必要になります。

③駅から遠くなりやすい

駅周辺は商業施設が豊富にあり、利便性に優れていることから需要が高く大勢が居住できるマンションが建てられることが多くなっています。一方、戸建ての分譲地は駅周辺からある程度の距離があるところに作られやすいので、郊外であれば駅までバスでの移動が必要になる事もあるでしょう。

マンションと戸建の特徴をまとめてみました!

項目マンション戸建
立地都心部や駅周辺に多く、商業施設などへのアクセスがよい。都心部から離れた郊外や駅から離れた地域に多く、車やバス移動が必要になりやすい。
日当たり・風通し高層階で遮るものがなければ確保可能。間取りや部屋の位置に左右される。窓が多いので確保がしやすいが、周囲の建物の影響を受ける場合がある。
広さ戸建に比べると狭くなりやすい。マンションより確保しやすい。
セキュリティオートロックや防犯カメラ、管理人などの人目に触れる機会が多い。勝手口や窓が多いと侵入のリスクが高まるので、2重ロックにするなどの工夫が必要。
防災面防災倉庫が備わっていたり、避難訓練が行われることがある。木造の建物が多く、耐震化、防炎など被害を軽減するような自己管理が必要。
気密性外気の影響を受け難いが、湿気が木造に比べて溜まりやすい。外気の影響を受けやすい。
ゴミ出し物件によるが24時間可能なものが多い。決められた曜日に決められた場所まで運ばなければならない。
維持管理管理費や修繕積立金がかかるが、管理会社が対応してくれる。家の修繕費、改修費は所有者で対応。庭も定期的なメンテナンスが必要。
駐車場月額で別途発生。敷地内に駐車が可能なら費用負担なし。
生活音は互いに配慮が必要。住居が離れているので、常識の範囲内であれば気にする必要はなし。
ペット飼育可能な物件でも制限がある。制限なし。
リフォーム専有部分のみ可能だが、内容によっては管理規約の制約がある場合がある。ライフスタイルの変化に応じて柔軟に対応が可能。
生活動線ワンフロアが多いので部屋同士の移動が楽。平屋でない限り階段移動の負担がある。

資産価値はどっちが高い?

将来、家を手放すタイミングがやって来るかもしれません。生活面以外にも、「売る」ことを考えた場合では、マンションと戸建はどっちが良いのでしょうか。

①間取りで比べる

マンションと戸建は設計に大きな違いがあります。マンションは基本的に買い手がついていない状態で設計されるので、外観や間取り、内装は万人受けするように作られています。それに比べて戸建は購入希望者のニーズに応じて設計されるので、全ての買い手にとって住みやすい物件になることは難しいです。

②立地で比べる

立地は資産価値に大きく影響します。マンションは比較的都心部や駅周辺に多く、戸建は距離が離れた場所に建てられやすいので利便性を求める人にとってはマンションの方が需要が高くなりやすいです。

戸建がマンションの価値を上回る時がある!?

上記の観点からすると、資産価値の高さはマンションに軍配が上がりそうです。

しかし、戸建には「土地」がついているので、戸建が不利とは決め付けられません。なぜかというと、土地は経年によって老朽せず価値が一定だからです。マンションも戸建も築年数が経過するほど価値は減少していきますが、そのスピードは戸建の方が速いです。ですが、建物の価値がゼロになったとしても土地の価値が残り続けるので、いずれはマンションが「建物+土地」の価値を下回る時がやってくるという事になります。
したがって、マンションと戸建のどちらが良いかは、物件の質や立地だけではなく、どれくらいの期間居住するかということでも選択肢は変わってくるわけです。

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リライフお客様窓口店

マンションと戸建はどっちが良いのかイメージはできましたでしょうか?「どんな暮らしがしたいのか」によってマンションが合っているのか戸建が合っているのかが変わってくるので、理想のライフスタイルと照らし合わせて決めていきましょう。賃貸や購入、売却、不動産経営など不動産に関するご相談は是非リライフにお任せ下さい!

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